love kicks

自分の言葉で綴るスニーカーへの愛と未来

NIKE Free 4.0 Flyknitの素晴らしさを知ってほしい

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 Free 4.0 Flyknitです。素晴らしい一足です。
 このシューズの何が素晴らしいのか、といいますと、まずFlyknitアッパーのフィット感。プラスチックもレザーも使っていない、ニット1枚で作られたアッパーなので、足にフィットしないはずがないし、そこに足へ違和感を与える何かが介在しようがない。無駄なものがないので軽い。軽さは全てに勝ります。

 ふたつめに、Freeソール。このモデルからカッティングが120°の六角形へと改良されて、屈曲性が更に良くなりました。足裏とアウトソールが一体となる感覚こそFreeソールでしか味わえない快感です。さらにその屈曲性の良さを際立たせているのが、ソールの柔らかさ。あの柔らかさを知ってしまうと、NIKEの他のランニングシューズは履けなくなってしまいます。試履してみて「お!」っと思っても、もう一度Freeソールを試してみると「あー」ってなります。

 ちなみに、このモデルの前シーズン(たぶん)のモデルがFree Flyknit+で、これが、足の入れづらさと、幅に合わせるとサイズが合わずサイズに合わせれば(以下省略)なラストのせいで、全然良い印象が無かっただけに、このFree 4.0 Flyknitを履いた時はまるで不意打ちを食らった気分になりました。

 このシューズでトレーニング(スピード系やトレッドミルなど)すると次の日には足の裏が筋肉痛になって、なるほど確かに鍛えられているのが自分の体を持って確認できるので、そういう楽しみもあります。

 NIKEは、時々、こういう他社が全く追いつけないようなシューズを作ってしまうことがあります。そこがNIKEのやっぱりNIKEなところなのですが、その一方で、本当にテストしたんだろうか、こんな形状の足を持つ人間が居るんだろうか、どんな体重のやつを想定してるんだろうか、おいおい固くて履いてられないよ、みたいなシューズも次々に作ってしまうので、その中から、運命の一足に出会えることの奇跡は、掃き溜めに鶴、のようなものとか言うと怒られるのでインターハイウサイン・ボルト級のそれ。

 あと、このカラーリング、日本限定なのか日本の店舗限定なのか、そのへんよくわかりませんが、あんまりインターネッツに登場しません。青いアッパーはあるけど、この白いアッパーのモデルがない。僕の周辺では当時フツーに売ってて、しかも売れ残ってたのに。なんか見た目が学校の上履きのようにも見えなくないので、そのへんみんな敬遠したんでしょうか。